COVID-19入院若年者では重症例、同時感染例、ワクチン未接種例が多い

「Morbidity and Mortality Weekly Report」より

2021年7～8月に新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関連して米国6カ所の小児病院に入院した若年者を分析したところ、その多くは重症で、ウイルス性感染症の同時感染が認められ、またほとんどはワクチン接種を完了していなかったとする調査結果を、米疾病対策センター（CDC）が、「Morbidity and Mortality Weekly Report」2021年12月31日号に発表した。

CDCのCOVID-19対策チームのValentine Wanga氏らは、2021年7～8月に米国内6カ所の小児病院にCOVID-19に関連して入院した18歳未満の患者の診療録データを用いて、臨床的特徴や病歴、他の感染症が同時に認められたか、呼吸補助（酸素吸入や人工呼吸器）を必要としたかなどを分析した。分析には、ピアソンのカイ二乗検定とクラスカル・ワリス検定を用いた。

続きを読むには会員登録が必要です。

書誌事項: Characteristics and Clinical Outcomes of Children and Adolescents Aged <18 Years Hospitalized with COVID-19 — Six Hospitals, United States, July–August 2021
Wanga V, et al. Centers for Disease Control and Prevention Morbidity and Mortality Weekly Report 2021 Dec 31;70（5152）:1766-1772.

Dr's Newsは、世界中の医療従事者がより多くアクセスしている記事だけを集めることで、日々多忙な医師に効率よく情報収集していただくためのサービスです。
本サービスは、米国で配信されている医療従事者向けニュースサイト「Physician's Briefing」に掲載されたニュース記事の中から情報源が原著論文のものを選別し、アクセス数上位の記事を領域ごと定期的に抽出して提供します。
本サービスは海外論文を基に作成されているため、一部、国内での承認外情報を含んでいる可能性がありますが、本サイトはこれを推奨するものではありません。薬剤のご使用にあたっては、最新の添付文書をご参照ください。

小児科向けサイト

「GrowthRing」は、日本国内の医療関係者（医師、薬剤師、看護師等）を対象に、小児医療に役立つ情報をあらゆる視点から集めて提供しています。国外の医療関係者、一般の方に対する情報提供を目的としたものではありませんのでご了承ください。

このサイトのご利用に際しましては、「GrowthRing」のご利用条件が適用されます。

医療関係者の方は、一部コンテンツをご覧いただけます。

医療関係者ではない方