
幼稚園から高校までの学校を含む学区を対象とした米国の調査で、新型コロナウイルスの二次感染リスクは、常時マスク着用を義務付けた学区で著しく低いという研究結果が、「Pediatrics」に3月9日掲載された。常時マスク着用を義務付けた学区と比べ、着用を任意とした学区では、二次感染リスクは3.6倍に上ったという。
米デューク大学医学部のAngelique E. Boutzoukas氏らは、感染対策としてのマスク着用が新型コロナウイルスの二次感染にどう影響するのかを検討するため、2021年7月26日から12月13日にかけて複数の州で、幼稚園から高校までを含む学区をオープンコホートとする前向き観察研究を実施した。
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School Masking Policies and Secondary SARS-CoV-2 Transmission
Boutzoukas AE, et al. Pediatrics. Published online March 9, 2022. doi: 10.1542/peds.2022-056687