児童性的虐待生存者の治療へのアクセス:養育者間の障壁と促進要因に関する予備的対話。
アブストラクト
背景:COVID-19では、対面での集会を制限する措置がとられたことで、治療へのアクセスの難しさが浮き彫りになった。特に児童性的虐待(CSA)サバイバーの介護者に焦点を当てた場合、スティグマや守秘義務の問題から、歴史的に関わることが困難であった集団であり、さらなる課題が生じる。
目的: CSA被虐待者の介護者からの予備的な質的調査結果を発表する。
方法:本研究は、CSA生存者の介護者を対象に実施された。2021年秋に、2つの関係者グループ(介護者11名と、集中エピソード治療施設であるリトル・ウォーリアーズの司会者/臨床スタッフ5名)を対象に、ビデオ会議プラットフォームを用いたハイブリッド型ウェビナー/フォーカスグループを2回実施した。セッションは録画され、書き起こされ、標準的な質的方法論を用いて主題分析された。
結果:合計11人の介護者がデータに貢献した。テーマは以下の通りである:(1)治療開始と維持の課題(例:入所日の感情的影響、入所の難しさ)、(2)専門的治療の治療的利益(例:安心感とサポート、トラウマ・インフォームド・ケアの重要性)、(3)治療の障壁と促進要因(例:スケールアップへの道、セルフケア)。
結論:強固な治療同盟の重要性が介護者/臨床スタッフ双方から強調され、治療後の家族に対するさらなる支援が必要であることが示された。今回のウェビナー/フォーカス・グループのハイブリッドは、一般的にリーチすることが困難な集団における参加目標も達成した。全体として、回答率(12%)は、一般的な企業対消費者ウェビナーで報告されている登録者の出席率や、推奨されるフォーカス・グループの規模と同等であった。この予備的なアプローチは、我々の臨床状況以外の他の集団でも再現することが可能である。
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