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新生児けいれんの最新情報。
DOI:10.1016/j.clp.2025.02.008
アブストラクト
新生児けいれんは、迅速な治療を要する一般的な医療緊急事態です。最も一般的な原因には、低酸素性虚血性脳症、虚血性脳卒中、頭蓋内出血が含まれ、他にも数多くの稀な原因が存在します。正確な診断には、けいれんを非けいれん性運動から区別し、電気的のみ(無症候性)のけいれんを検出するために、従来のビデオ脳波検査(cvEEG)が不可欠です。治療では、迅速な薬物投与が最優先され、フェノバルビタールが第一選択薬であり、新生児けいれんに対する米国食品医薬品局(FDA)承認の唯一の薬剤です。予後はけいれんの原因と重症度に依存します。人工知能の進歩は、けいれんの検出と予後予測の改善に有望な可能性を示しています。新規薬剤に関するさらなる研究とランダム化比較試験が必要です。
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