掲載日:
サイトメガロウイルス耐性小児心臓移植受容者におけるレテルモビルの二次予防としての使用。
DOI:10.1111/ctr.70187
アブストラクト
導入: サイトメガロウイルス(CMV)は、移植後患者において重大な合併症を引き起こす主要な原因として広く認識されているDNAウイルスです。標準的な抗ウイルス剤に対するCMVの耐性出現は、移植後の適切な管理において重大な課題となっています。現在、小児心臓移植患者におけるレテルモビルを含む新規薬剤の耐性CMV感染管理に関するデータは存在しません。
方法:本研究では、標準療法に耐性を示したCMV感染を有する3例の小児心臓移植患者におけるレテルモビルの使用経験について報告します。インフォームドコンセントは不要でした。結果:レテルモビルは、UL97変異によるガンシクロビル耐性CMV感染を有する3例において、二次予防として成功裏に使用されました。CMVの突破感染の証拠は認められず、重大な副作用も観察されませんでした。
結論:当施設の経験では、レテルモビルは小児心臓移植患者における耐性CMVの管理において、良好な忍容性と有効性を示しました。
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