RSV流行のタイミングと持続期間に対する異なる方法の影響の評価:GERi(入院患者と地域医療におけるRSVの全球的流行病学)研究の監視データ分析。
DOI:10.1111/irv.70123
アブストラクト
背景: 私たちは以前、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の流行のタイミングを推定する方法をレビューしました。本研究では、RSV流行の開始、終了、持続期間、および捕捉率を決定する際に、さまざまな推定方法が与える影響を検証します。方法: グローバルRSV流行学研究(GERi)から得られたRSV監視データ(チリ、ニュージーランド、シンガポール、南アフリカ、スペイン、および米国)に、以下の8つの推定方法を適用しました:3%と10%の陽性率、移動流行法(MEM)、平均陽性率、総検出数の1.2%、平均と60%の平均数、および75%の年間平均割合(AAP)。これらの方法から得られたRSV流行の開始、終了、持続期間、および捕捉率の中央値を比較しました。
結果:国ごとに、RSV流行の median 持続期間は10週間以上異なり、median 捕捉率は推定方法により95%超から60%未満まで変動しました。一般に、3%陽性率法は最も長いRSV流行(最も早い開始、最も遅い終了、および最も高い捕捉率)を特定しました。10%陽性率、MEM、および75% AAP方法は、最も短いRSV流行と最も低い捕捉率を示しました。残りの4つの方法は中間的な結果を示しました。結論:これらの結果は、流行警報、計画、または標的介入のいずれを目的とするかにかかわらず、監視システムと目的に適した推定方法を選択する重要性を強調しています。
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