スウェーデンにおける衛生習慣、妊娠中の推奨事項、および先天性サイトメガロウイルス(CMV)の予防とスクリーニングに対する親の態度に関する調査。
DOI:10.1136/bmjpo-2025-003524
アブストラクト
目的:本研究の目的は、乳幼児の親が先天性サイトメガロウイルス感染症の予防とスクリーニングに対する態度を調査し、胎児感染の予防に関する産前ケアにおける実践と推奨事項を明らかにすることです。
方法:スウェーデン全土の2歳未満の子供の親を対象にアンケート調査を実施しました。先天性サイトメガロウイルス感染症に関する情報が提供され、スクリーニングと予防に対する態度、妊娠中の衛生習慣、助産師からの推奨事項に関する質問が続きしました。結果:4,405人の親がアンケートに回答し、そのうち4,263人は2年以内に妊娠していました。親はスクリーニングに前向きで、85%がスクリーニングの提供に同意しました。ストレスの増加は、スクリーニングへの前向きな態度と正の関連を示しました。予防への態度も前向き(90%)でした。妊娠中にCMV感染予防のための衛生措置を定期的に実施していた人は少数でしたが、他の感染症予防のための行動は一般的でした。助産師からの推奨事項には、CMV予防に関する内容はほとんど含まれていませんでした。
結論:親は、ストレスの増加が予測されるにもかかわらず、先天性サイトメガロウイルス感染のスクリーニングと予防に対して前向きな態度を示しています。妊娠中のサイトメガロウイルス感染予防に関する情報は、産科医療従事者から適切に伝えられておらず、これは妊娠中の予防に関連する衛生習慣の不足を反映しています。
会員登録すると記事全文を読むことができるほか、「NEJM Journal Watch」や「国内論文フルテキスト」といった会員限定コンテンツを閲覧できます。