難治性疣贅の管理における新規バイオマーカーとしての血清ERAP1およびERAP2の有用性:横断研究
DOI:10.25259/IJDVL_1541_2024
アブストラクト
背景ヒトパピローマウイルス(HPV)の細胞性免疫による根絶の正確なメカニズムは依然として不明である。 治療抵抗性疣贅を有する患者は、しばしば免疫不全を伴う。小胞体由来のアミノペプチダーゼ(ERAP1、ERAP2)は、主要組織適合抗原複合体(MHC)クラスIに結合し、Tリンパ球またはナチュラルキラー(NK)細胞を活性化する抗原エピトープの産生に不可欠である。 目的:治療抵抗性疣贅患者におけるERAP1およびERAP2血清濃度を評価する。方法:本研究は200名の被験者を対象とした。被験者は2群に分けられた。群(I)は治療抵抗性疣贅患者(n=100)、群(II)は年齢・性別を一致させた治療歴があり再発のない疣贅患者(n=100)であった。 臨床評価およびELISA法によるERAP1・ERAP2血清レベル測定を実施した。結果 ERAP1およびERAP2レベルは群(I)で群(II)より有意に低値であった(各p<0.0001)。ERAP1とERAP2の間には有意な正の相関が認められた(p<0.001)。 ERAP1、ERAP2、疣贅の数、再発回数には有意な負の相関が認められた(p < 0.001)。 制限事項 対象症例数が少ないこと、治療前後のERAP1およびERAP2測定値が得られていないこと、糖尿病や高血圧などの基礎疾患が除外されていないこと。結論 本研究の結果は、難治性疣贅患者の同定における新規バイオマーカーとして、血清ERAP1およびERAP2の有用性を示唆している。
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