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特発性高トランスアミナーゼ血症における新規ホモ接合型NR1H4変異
DOI:10.5546/aap.2024-10617.eng
アブストラクト
NR1H4遺伝子におけるホモ接合性機能喪失変異を有する患者を報告する。本症例は特発性の軽度ALT・AST上昇を呈し、これまでに報告された限られた症例とは異なる臨床像を示した。 症例報告:生後12ヶ月から持続的な肝酵素上昇を呈した7歳男児が外来受診した。PFIC5は通常、肝移植を必要とする急速進行性疾患であるが、本症例ではγ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)、国際標準化比(INR)、アルブミン、α-フェトプロテイン(AFP)値は正常範囲であった。 肝生検では軽度の線維化のみが認められた。2年間の経過観察中、軽度のアミノトランスフェラーゼ上昇を伴う安定した状態を維持している。結論:原因不明の肝疾患を有する乳児では、NR1H4変異関連PFIC5の評価が必要である。この変異は、特発性で軽度のアミノトランスフェラーゼ上昇を示す新たな代謝的病因を示唆する可能性がある。
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