初回誘発されない発作後の脳波記録のタイミングは、追加発作の予測能力に影響を与えるか?
DOI:10.1111/ene.70288
アブストラクト
背景:異常な脳波(EEG)は、初回誘発性のない発作(FUS)後の追加発作の既知の危険因子である。本研究では、FUS後の早期または遅期のEEGが小児および成人患者におけるその後の発作を予測するかどうかを評価した。
方法:本後ろ向き研究では、2011年4月から2015年12月までにFUS後にEEG検査を受けた患者を対象とし、小児(16歳以下)と成人に分類した。早期(2日以内)または後期に実施されたEEG(全般的に異常または特異的なてんかん様活動と判定)を、患者特性、抗てんかん薬(ASM)使用、2年以内の追加発作と相関分析した。結果:202例(小児137例、成人65例)が対象となり、早期EEG 168例、後期EEG 127例を解析した。小児では成人より早期・後期EEGの異常所見が多かったが、成人では早期EEGの実施時期がより早かった。小児の早期EEGではより多くのてんかん様活動が認められた。抗てんかん薬は成人、危険因子を有する患者、早期EEG異常患者でより頻繁に処方されたが、抗てんかん薬使用は後期EEG異常の減少と相関しなかった。多変量解析では、後期脳波におけるてんかん様活動(p=0.006、オッズ比3.085)と抗てんかん薬使用(p=0.018、オッズ比0.39)が発作再発と有意に関連し、小児患者では同様の結果が得られたが成人患者では認められなかった。
結論:発作後(FUS)における早期および後期EEGは、それぞれ異なる目的で有用である。早期EEGは診断に有用であり、後期EEGは発作再発の予後評価においてより優れた価値を提供する。これらの結果を大規模な前向き研究で確認するためには、さらなる研究が必要である。
会員登録すると記事全文を読むことができるほか、「NEJM Journal Watch」や「国内論文フルテキスト」といった会員限定コンテンツを閲覧できます。
