重症喘息および急性呼吸器ウイルス感染症を有する小児における口腔粘膜病変
DOI:10.1007/s00784-025-06515-x
アブストラクト
背景・目的:本研究は、急性呼吸器ウイルス感染症(ARVI)と喘息(BA)—これらは頻繁に併存し、粘膜損傷を悪化させる疾患—を有する小児における口腔粘膜病変の臨床的・組織学的特徴を調査した。材料と方法:本研究の根拠は、これらの疾患が口腔健康に及ぼす複合的影響に関する包括的データの不足にある。5歳から12歳の小児200名を病院環境で検査し、4つの均等なグループに分類した:ARVI患児(グループ1)、喘息患児(グループ2)、両疾患併存児(グループ3)、健常児(対照群4)。実験デザインには、臨床評価、粘膜生検、組織学的検査、および検証済み質問票を用いた生活の質(QOL)評価が含まれた。
結果: グループ3(ARVI+喘息)の小児は、グループ1および2と比較して、顕著な充血(3.0±0.5)、びらん増加(4.5±1.1)、疼痛スコア上昇(3.5±0.6)など、有意に重度の粘膜損傷を示した。対照群(グループ4)では最小限の変化しか認められなかった。組織学的解析では、グループ3においてより顕著な上皮萎縮と炎症性浸潤が認められた。結論:これらの知見は、ARVIと喘息を併存する小児において口腔粘膜損傷を軽減し、全体的な健康アウトカムを改善するため、個別化された治療アプローチの必要性を強調している。本研究は、ARVIと喘息の併存が口腔健康に及ぼす複合的影響に関する包括的データの不足に対処し、いずれか一方のみを有する小児と比較して、両疾患を併存する小児においてより顕著な粘膜損傷が認められることを明らかにした。
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