肝性脳症の小児における脳波:新たな分類へ向けて?
DOI:10.1016/j.clinph.2025.2111000
アブストラクト
目的:小児における肝性脳症(HE)の診断は困難である。脳波検査(EEG)は容易に利用可能な重要な検査法であるが、現在満足のいく分類法は存在しない。
方法: 参考施設において慢性または急性肝疾患に対して順次実施されたEEGについて、Naveletら(1990)の分類(1990)を用いた観察者間一致度を、二次重み付きGwetのAC2係数で検討した。不一致の理由を分析し、新たな分類を提案した。両分類、神経学的障害、肝臓の生物学的機能障害との関連性を検討した。
結果:171例のEEGを解析した。病的な覚醒時EEGは、優位リズムの減速と反応性喪失を特徴とした。Navelet分類を用いた場合、偶然を超える非常に高い観察者間一致が認められた。これを小児肝性脳症EEG記録尺度(CHEERS)で改良した。追加27例のEEGにおけるCHEERS分類の観察者間一致は、偶然を超えるほぼ完全な一致を示した。 各EEG尺度と神経学的障害・肝機能障害との関連性は有意であった。結論:本分類法は小児HE疑い例における異常の詳細化に信頼性がある。意義:次の段階として、外部コホートにおける独立読影者による分類の検証と、肝機能悪化初期段階の検出における有用性の実証が求められる。
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