米国における分娩病院間での先天性サイトメガロウイルス感染症スクリーニング実施状況の差異
DOI:10.1007/s10995-025-04175-7
アブストラクト
目的:小児難聴の最も一般的な感染原因である先天性サイトメガロウイルス(cCMV)のスクリーニング実施状況を、米国の産科病院において評価する。研究デザイン:cCMVスクリーニングの実施状況を把握するため、2023年11月から12月にかけて、北東部、中西部、西部、南西部を含む全米の病院を対象に調査票を作成・配布した。要約データを算出し、スクリーニング実施に関連する病院の特性をロジスティック回帰モデルを用いて分析した。 病院の実施状況は法的義務の有無に応じて報告された。結果:134件の回答を得た(回答率28.5%)。78施設(58.2%)がcCMVスクリーニングを実施と回答。主な実施理由は新生児聴覚スクリーニングからの紹介(67.5%)およびcCMVに起因し得る症状(57.1%)であった。 cCMVスクリーニング実施に関する州法がある州とない州とのオッズ比は18.0(p<0.001)であった。都市部のレベル3施設と地方のレベル1施設とのcCMVスクリーニング実施オッズ比は6.7(p<0.02)であった。
結論:cCMVスクリーニングの実施状況には大きなばらつきが存在する。スクリーニングを義務付ける法律は、より高いスクリーニング率と関連している。cCMV感染リスクのある新生児に対するスクリーニングガイドラインの開発の機会が存在する。
会員登録すると記事全文を読むことができるほか、「NEJM Journal Watch」や「国内論文フルテキスト」といった会員限定コンテンツを閲覧できます。
