てんかん小児における年齢および抗てんかん薬併用がラコサミド血中濃度に及ぼす影響:後ろ向きコホート研究
DOI:10.1371/journal.pone.0333030
アブストラクト
目的:小児てんかん患者におけるラコサミド血清濃度に影響を与える要因を探求し、個別化投与戦略のためのエビデンスに基づく指針を提供すること。方法:2021年9月から2025年1月までにラコサミド治療を受けた小児てんかん患者の臨床データを遡及的に分析した。対象は年齢に基づき6歳以下、6~12歳、12歳超の3群に層別化した。非パラメトリック検定を用いて、性別、年齢、併用抗てんかん薬(AED)群間における1日投与量、体重調整1日投与量、血清濃度、濃度投与量比(CDR)の差異を比較した。血清濃度に影響を与える独立因子を特定するため、多重線形回帰分析を実施した。結果:本研究には438例(男児:261例、59.59%;女児:177例、40.41%)が登録され、年齢分布は以下の通りであった:6歳以下(n=85、19.41%)、6-12歳(n=294、73.66%)、12歳超(n=79、23.43%)。女子:177名、40.41%)が登録され、年齢分布は以下の通りであった:6歳以下(n=85、19.41%)、6~12歳(n=294、67.12%)、12歳以上(n=59、13.47%)。12歳以上群は、若年群と比較して1日投与量、体重調整済み1日投与量、およびCDRが有意に高かった。非肝酵素誘導性抗てんかん薬(AED)の併用は、ラコサミド単剤療法と比較して血清濃度およびCDRの上昇をもたらした。回帰分析により、血清濃度の独立した予測因子として体重、体重調整済み1日投与量、および非肝酵素誘導性AEDの併用が同定された。
結論:年齢および非肝酵素誘導性抗てんかん薬の併用療法はラコサミド曝露量に有意な影響を及ぼす。精密医療を実現するためには、年齢に基づく動的用量最適化と多剤併用療法の厳密な評価が不可欠である。
会員登録すると記事全文を読むことができるほか、「NEJM Journal Watch」や「国内論文フルテキスト」といった会員限定コンテンツを閲覧できます。
