慢性疾患を有する小児・青年における親の関与介入が生活の質と健康アウトカムに及ぼす影響:系統的レビューとメタ分析
DOI:10.1007/s00431-025-06590-y
アブストラクト
無ラベル:本研究の目的は、慢性疾患を有する小児・青年における生活の質(QOL)および健康アウトカムに対する親の関与介入の効果を評価したランダム化比較試験(RCT)および準実験的研究からのエビデンスを統合することである。2名の独立した査読者が、6つのデータベース(PubMed/MEDLINE、Scopus、ScienceDirect、Cochrane Library、Embase)において、事前に定義された包含基準に基づいて研究をスクリーニングした。不一致は議論と合意形成を通じて解決した。 メタアナリシスは、同一尺度で測定された連続的アウトカムには平均差(MD)、異なる測定ツールを用いたアウトカムには標準化平均差(SMD)を用い、ランダム効果モデルで実施した。 異質性はI統計量を用いて評価し、変動要因を探るためサブグループ解析を実施した。本システマティックレビューとメタアナリシスには、てんかん、喘息、1型糖尿病、嚢胞性線維症、白血病などの慢性疾患を有する0~19歳の小児・青年を対象とした9試験(RCT7件、準実験研究2件)が含まれた。 親の関与介入は生活の質を有意に改善した(SMD=1.014;95%CI:0.110-1.918;p=0.028)。 サブグループ解析では、介入期間が短い(12週間以下)場合が最も効果的(SMD=1.676)、青年期では中等度の改善(SMD=0.531)、看護師主導の介入では一貫した効果(SMD=0.737)が認められた。経済状況による効果の差異が顕著で、中低所得国で最も大きな改善が観察された。
結論:本研究は、特に短期間かつ看護師主導の場合、親の関与介入が慢性疾患を有する小児・青少年の生活の質(QOL)と健康関連アウトカムを著しく改善することを包括的に実証した。既知の知見:•小児・青少年の慢性疾患管理において親の関与は不可欠である。•家族中心の介入は服薬遵守、心理的幸福感、対処能力を改善し得る。
新規知見:•本レビューとメタ分析は、構造化された親の関与介入が生活の質を著しく改善することを示し、特に短期かつ看護師主導の場合に顕著である。•中低所得国におけるより強い効果が強調され、小児慢性疾患ケアにおける公平性の重要性が浮き彫りとなった。
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