親子共同適応介入プログラムのトルコ語への翻訳と有効性の検証
DOI:10.1044/2025_JSLHR-24-00902
アブストラクト
目的:本研究では、親子共同介入プログラム(PACT)をトルコ語に翻案し、中等度から重度の発音障害(SSD)を有する児童におけるその有効性を評価した。方法:60~72ヶ月の児童14名が参加し、実験群7名、対照群7名に分けた。実験群は10週間にわたり週1回のPACT介入プログラムを受け、対照群は介入を受けなかった。 介入後、追加データ収集のため10週間の追跡調査を実施した。音声学的・音韻学的進捗は、発音サブテスト、子音正答率(PCC)、誤りタイプ、聴覚弁別サブテスト(IAT)、早期識字能力検査-音韻認識(TEL-PA)を用いて評価した。 また、障害が日常的なコミュニケーション能力に与える影響を評価するため、文脈内理解度尺度:トルコ語版(ICS:Turkish)およびコミュニケーション成果重視尺度6-34:トルコ語版(FOCUS 34-TR)を用いた。結果: 対照群において、発音サブテスト(SET; = .18)、典型的な誤り( = .051)、非典型的な誤り( = .35)、IAT( = .18)、TEL-PA( = .73)の事前テストと事後テストのスコア間に有意差は認められなかった。ただし、PCC( = .02)と総誤り数( = .04)は例外であった。一方、実験群ではSET(p=.01)、PCC(p=.00)、典型誤り(p=.00)、非典型誤り(p=.01)、IAT(p=.01)、 TEL-PA(=0.00)、ICS:Turkish(=0.00)の事前テスト、事後テスト、追跡調査スコアにおいて、FOCUS 34-TR(=0.07)を除く全サブテストで有意差が認められた。
結論:本研究は、PACT介入プログラムがSSD児の音声・音韻発達および音韻認識を効果的に促進することを示した。保護者の関与は、音韻介入の強度を高め、日常的なコミュニケーション場面での技能応用を促進する上で極めて重要な役割を果たす。
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