遠隔モニタリングは小児喘息における日常診療および救急医療の減少と関連している。
DOI:10.1002/ppul.71417
アブストラクト
はじめに:呼吸器ケアにおける遠隔モニタリング(RM)の日常診療における真の可能性を明らかにするため、実臨床における長期的かつ大規模な多施設共同研究が必要である。本研究では、デジタル対応計画を伴うRMが小児喘息の長期ケアにおける医療資源利用に及ぼす影響を分析することを目的とした。方法:2017年から2023年にかけてオランダの6つの小児喘息クリニックで実施されたコホート研究であり、医療資源利用データとRMデータを用いた。 6~18歳の小児で、追跡期間が2年以上である患者を対象とした。RM群と通常ケア群における外来受診回数の中央値の差を評価した。救急受診および入院の発生率比(IRR)を算出した。RM導入後の外来受診回数変化を評価するため、中断時系列分析を用いた。RM導入患児の喘息コントロール状態を時間経過とともに分析した。
結果:2526名の小児を対象とし、うち1372名(54.2%)がRMを利用。年間外来受診回数の中央値はRM群が通常ケア群より低かった(中央値差0.65、p<0.001)。 RMは救急受診リスク(IRR 0.52; 95% CI 0.44, 0.61)および入院リスク(IRR 0.43; 95% CI 0.34, 0.55)の低下と関連した。 RMは、100人の小児あたり年間外来受診数の減少(-9.4、95% CI -17.0, -1.9)と関連していた。RM導入後3年で、喘息がコントロールされている小児の割合は76.7%から86.0%に増加した。
結論:デジタル治療計画を伴うRMは、良好に管理された喘息の高い維持率を保ちつつ、定期的および緊急の医療利用の両方の減少と関連している。
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