小児心臓疾患における小児蘇生アウトカム(ProCHD):ドイツ全国多施設共同前向きオープンレジストリ研究プロトコル
DOI:10.1136/bmjopen-2025-107163
アブストラクト
はじめに:小児心停止は稀な事象であるが、患者への影響は重大であり、罹患率、障害、死亡率のリスクが著しい。先天性心疾患を有する小児では心停止リスクが大幅に上昇する。しかしながら、この集団に関するデータは不足している。この知識のギャップを埋めるため、本多施設共同前向きオープンレジストリは、ドイツにおける心臓疾患関連の小児心停止の標準化されたデータ収集・追跡体制の構築を目的とする。
方法と分析:心停止を経験し、少なくとも2分間の心肺蘇生(CPR)を受けた全ての小児患者が本レジストリへの参加対象となる。データセットは、Utsteinガイドラインに準拠して収集された、人口統計学的データ、臨床データ、蘇生データ、転帰データで構成される。神経学的評価、認知機能検査、運動機能検査は定められた間隔で実施される。 さらに、患者報告アウトカム指標(PRO)も調査する。主要アウトカムは退院時生存率、および退院後2年時点の神経発達学的転帰である。データは匿名化処理後、ドイツ・ライプツィヒに設置された中央サーバー上のオンラインREDCapデータベースに提出される。
倫理と情報発信:本研究はヘルシンキ宣言に準拠し、ライプツィヒ倫理委員会の承認を得ている。レジストリ結果は疫学、ガイドライン遵守状況、危険因子の理解に寄与し、学会発表および査読付き学術誌への投稿を予定。試験登録番号:NCT05373498。
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