腎臓置換療法を受けた子どもとその家族の体験:質的系統的レビューのプロトコル
DOI:10.2196/77725
アブストラクト
背景:多くの高所得国では、年齢層人口100万人あたり5~10人の小児が、末期腎疾患に対する腎代替療法(KRT)を開始している。KRTには透析(腹膜透析と血液透析)と腎移植(KT)の両方が含まれる。 腹膜透析導入後、あるいはKT後には、通常、自宅でのセルフケアが主な焦点となる。透析からKTへの治療過程における各発達段階および移行期への支援提供は喫緊の課題である。目的:本レビューは、KRTを受ける小児とその家族の体験を統合することを目的とする。特定されたテーマを用いて、小児とその家族の生活課題を解決することを目的としたセルフケアプログラムを開発する。
方法:検索戦略はJoanna Briggs Instituteの方法論に従い、3段階(初期限定検索、包括的データベース検索、対象論文の参考文献検索)で実施する。MEDLINE(EBSCO)、CINAHL Plus、PsycINFOを検索し、言語や出版年次による制限は設けない。 研究の選択、批判的評価、データ抽出、データ統合は、質的研究の系統的レビューに関するJoanna Briggs Instituteガイドラインに従って実施する。最終的な統合は、ConQual(質的研究統合の出力に対する信頼度)アプローチを用いて評価する。
結果:本レビューは、腎移植(KRT)を受けた小児とその家族の経験に焦点を当てた研究を対象とする。これらの経験には、身体的・精神的・社会的問題、衛生ケア、食事、水分摂取、服薬、厳格な感染予防、成長・発達遅延、社会生活の制限、社会的資源の不足が含まれる。透析開始後または腎移植後、多くの子どもが在宅治療を受け、地域社会や家庭でこれらの問題に直面するため、これは重要な課題である。 2025年5月現在、著者らは図書館員の協力を得てキーワードの検証・精緻化を目的とした予備検索を2回実施し、MEDLINEにおいてスクリーニング対象となる1003件の研究を特定した。本システマティックレビューは2026年4月までの完了を予定している。
結論:本システマティックレビューは、腎代替療法(KRT)開始後の小児とその家族の日常生活体験に関する質的エビデンスを統合し、生活の質(QOL)を向上させるセルフケアプログラムの開発に貢献するものである。
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