治療薬モニタリングに基づくデンマークの小児てんかん患者におけるペランパネルの薬物動態
DOI:10.1111/bcpt.70209
アブストラクト
本研究では、血清中ペランパネル濃度の患者間および患者内変動を定量化し、その濃度が有効性または忍容性を予測するかどうかを評価することを目的とした。デンマークてんかんセンター(2017-2024年)で治療を受けた小児・青年(18歳未満)68名を対象とした後ろ向きコホート研究を実施し、311検体の治療薬物モニタリング(TDM)検体を分析した。 用量調整済み濃度比は、濃度対投与量(体重当たり)(C:(D/kg))として要約され、年齢層および併用薬カテゴリー(酵素誘導性抗てんかん薬(ASM)、バルプロ酸、非誘導性ASM)別に評価した。臨床アウトカムは、発作負担の変化、発作の消失、有害事象とした。 ペランパネル濃度は推奨治療域外が13.8%の検体で認められ、C:(D/kg)は患者間で59.2倍の変動を示した。6歳未満の小児は12歳以上の思春期患者より濃度が低く、酵素誘導性抗てんかん薬はC:(D/kg)を著明に低下させた。 全体として、患者の80.9%で発作負担が軽減し、20.6%が発作フリーとなったが、血清濃度は発作フリー状態や有害作用と相関しなかった。TDMは、年齢に伴うクリアランス変化や酵素誘導性併用薬による過少投与・過剰投与の検出に有用である。血清濃度を基に用量調整は可能だが、最適化は最終的に臨床的な発作減少と忍容性を目指すべきである。
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