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先天性腎動脈静脈奇形に対する血管内塞栓術と経過観察の比較:後方視的研究。
DOI:10.1016/j.jvir.2025.02.001
アブストラクト
本研究では、先天性腎動脈静脈奇形(AVM)患者において、血管内塞栓術と観察療法の予後を後方視的に比較しました。単一施設における先天性腎AVM患者のカルテと画像資料のレビューを実施しました。患者の臨床的特徴、Yakes分類、腎血管のサイズ、および初発症状を記録しました。手技時の画像所見とフォローアップデータを分析し、合併症、有害事象、および塞栓術の観察療法に対する潜在的な優位性を評価しました。先天性腎AVMを有する患者18例中、11例が観察療法を、7例が経動脈的塞栓術を受けました。観察療法群では、AVMに関連する合併症を認めた患者数が、塞栓術群の有害事象を認めた患者数よりも有意に多かった(P = 0.015)。これには、AVM破裂により腎摘出術を要した観察群の2例が含まれ、いずれもYakes Type I AVMでした。先天性腎AVMを有するすべての患者において、血管内塞栓術を検討すべきです。特に、Yakes Type I AVMは介入の特別な検討対象となる可能性があります。
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