サハラ以南アフリカにおけるパンデミック時の健康レジリエント枠組みと、定期予防接種および母子・新生児・小児保健サービスへの影響:探索的レビュープロトコル
DOI:10.1136/bmjopen-2025-110231
アブストラクト
はじめに:世界的に大きな進展が見られたにもかかわらず、過去10年間で妊産婦・新生児・小児保健(MNCH)サービスの提供範囲は停滞し、5歳未満児死亡率と妊産婦死亡率は懸念されるほど高い水準が続いている。特にサハラ以南アフリカでは、COVID-19パンデミックに伴う混乱によって状況が悪化している。 本探索的レビュープロトコルは、パンデミック下におけるこれらのサービス維持のための保健レジリエント枠組みの適用、影響、有効性、適応性の包括的なマッピング、評価、査定を支援するとともに、文献のギャップとさらなる研究領域を特定することを目的とする。
方法と分析:ジョアンナ・ブリッグス研究所のガイドラインに従い、PubMed、Scopus、African Journals Onlineなどのデータベースにおいて、データベース創設時から2024年までに発表された研究を対象に文献検索を実施する。Covidenceを用いて、2名の独立した査読者による反復的なスクリーニングプロセスを促進する。 データ抽出にはPopulation, Intervention, Comparison, Outcomes and Healthcare Contexts(PICOC)フレームワークを用いて情報を分類する。テーマ別統合により知見を統合し、定期予防接種および母子保健サービス(MNCH)の文脈における本フレームワークの適用性、影響、有効性、適応性を包括的に評価する。
倫理と普及:本研究はフリーステート大学健康科学部評価委員会が承認した包括的研究の一部であり、同大学ヒト研究倫理委員会より登録番号UFS-HSD2025/0102/2705で倫理審査の承認を得ている。知見は査読付き学術誌への掲載、会議・学会・セミナー・専門家フォーラムでの発表を通じ、関連ステークホルダーと共有される。
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