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医療機関機能の考え方について具体案を提示――新たな地域医療構想
厚生労働省(以下、厚労省)は10月17日に開催された第10回「新たな地域医療構想等に関する検討会」で、新設する「医療機関機能」の報告に関する考え方について案を提示し、おおむね了承された。具体的には「救急医療等の急性期の医療を広く提供する機能」については、救急医療の実績や構想区域ごとに確保する病院数の検討などの案を示した。
医療機関機能は、「地域ごとの観点」、「都道府県など広域の観点」に大別される。そのうち、地域ごとの観点については、(1)高齢者救急の受け皿となり、地域への復帰を目指す機能、(2)在宅医療を提供し、地域の生活を支える機能、(3)救急医療等の急性期の医療を広く提供する機能――の3機能の分類となる。