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夜間・休日対応をしていない地域連携薬局などにメス「実態調査を」――厚労省検討会
厚生労働省(以下、厚労省)は、2月19日に「薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会」第2回会合を開催し、「薬局による外来患者への夜間・休日対応」などについて検討した。夜間・休日の対応が要件となっている地域連携薬局や健康サポート薬局、地域支援体制加算の施設基準の届出薬局等の一部で対応が行われていないとの指摘を受け、実態調査を促す意見が相次いだ。
今会合で厚労省が提示した、2023年度保険局医療課による委託事業「薬局の機能に係る実態調査」の結果によると、回答した608人の薬剤師のうち27%が週に複数回、夜間・休日対応を行っていた(このうち、毎日対応している薬剤師が7.1%、週に1回~数回対応している薬剤師が19.9%)。また、夜間・休日対応の負担軽減策の回答では、自薬局内での輪番制(当番制)での患者対応が38.8%と首位を占めた。