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17の診療領域と40疾患への対応報告で合意――かかりつけ医機能報告
厚生労働省(以下、厚労省)は、7月5日に開催された第7回「かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に関する分科会」で、「かかりつけ医機能報告」について報告事項の新たな案を示し、おおむねで合意した。一次診療については、17の診療領域のいずれかの領域で対応可能なことに加え、一次診療が可能な40疾患の対応有無などが報告事項となる方針だ。
1号機能(継続的な医療を要する患者に対する診療、日常的な診療などの機能)の報告事項は、(1)1号機能を有すること及び「報告事項」を院内掲示で公表していること、(2)かかりつけ医機能に関する研修の修了者・総合診療専門医の有無を報告すれば可、(3)17の診療領域(神経・脳血管領域、呼吸器領域、消化器系領域、循環器系領域、小児領域など)ごとの一次診療の対応可能の有無、いずれかの診療領域について一次診療を行うことができること(一次診療を行うことができる疾患も報告)、患者からの相談に応じることができること――の3事項で固まった。