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「医療機関機能」の機能報告を追加へ――新たな地域医療構想
2040年ごろを見据えた新たな地域医療構想について検討している「新たな地域医療構想等に関する検討会」は9月6日、第8回検討会を開催し、入院医療について1回目の議論を行った。厚生労働省(以下、厚労省)は、現行の病床機能報告と併せて、新たに「医療機関機能」を設定した上で、その報告を求めることを提案し、大筋で了承された。
今回の入院医療についての議論は、病床機能、医療機関機能の2つがテーマとなった。現行の地域医療構想では、病床機能を「高度急性期」「急性期」「回復期」「慢性期」の4つに区分し、将来の必要病床数を推計している。また、それに対応し、病床機能の報告も制度化されている。厚労省は、新たな地域医療構想においても病床機能は4区分で、状況の変化も踏まえつつ診療実績を基に推計する、との方針を示した。