生後6~23カ月児の発育阻害予防における地元産のすぐに使える補助食品の有効性:パキスタンのコミュニティベースの試験。
アブストラクト
栄養不足は発展途上国における公衆衛生上の大きな問題である。パキスタンでは約40~2%の子どもが発育阻害である。この縦断的研究は、2006年のWHO成長基準に対する介入群と対照群の子どもの変化を検出することにより、発育阻害の予防における地元産のすぐに使える補助食品の有効性を評価することを目的とした。2018年1月から2020年12月にかけて、パキスタンのカイバル・パクトゥンクワ州クルラム地区において、地域ベースの非ランダム化クラスター対照試験を実施した。12の医療施設の集住地域に合計80のクラスター(各クラスターは≒250~300世帯で構成)を設定した。6~18ヵ月の子ども1680人が集められた。介入には、地元で生産されたすぐに使える補助食品(Wawa-Mum)50gを毎日配給することが含まれた。この研究の主なアウトカムは、年齢に対する体長のZスコア(LAZ)の変化であった。WHOの成長基準である。介入間の比較は検定およびANOVAにより行った。Cox比例ハザードモデルを用いて、発育阻害の発生と地元産サプリメントの利用との関連を評価した。全1680人中51人、51-1%(859人)が男性であった。平均年齢13-9ヵ月(sd + 859)は男性であった。平均年齢13-9ヵ月(sd + -4-4)。ベースライン時、36-9%(618人)が発育不良であった。介入群では、平均LAZスコアは対照群と比較して、ベースライン時の-1-13(2-2 sd)から6ヵ月後の追跡調査では-0-93(1-8 sd)に有意に増加した(値0-01)。介入群における発育阻害の発生率は1-3 .対照群では1人年当たり3-4人であった。対照群では発育阻害の可能性が有意に高かった(ハザード比(HR)1-7、95%CI 1-46、2-05、値<0-001)。地元で生産されたすぐに使える補助食は、2歳未満の子どもの発育阻害を減らすための効果的な介入である。これは、パキスタンの驚くべき発育阻害率を克服するための栄養不良予防パッケージの一部として提供することができる。