妊娠24-26週で出生したオランダ人早産児の5.5歳時の神経発達転帰:EPI-DAF研究。
アブストラクト
目的:オランダで積極的治療の閾値が妊娠25週から24週に引き下げられた後、極早産児の退院までの生存率は10%増加した。このガイドラインが施行された今、学齢期における神経発達の転帰を正確に説明する必要がある。
デザイン:集団ベースのコホート研究。
設定:オランダの全新生児集中治療室。
対象:妊娠24週~26週で出生し、2018年~2020年に5.5歳矯正年齢(CA)であった全児童を対象とした。
主要評価項目:主要評価項目は5.5歳時の神経発達転帰とした。神経発達転帰は、矯正認知スコア(Wechsler Preschool and Primary Scale of Intelligence Scale-III-NL)、神経学的検査、神経感覚機能を用いて、障害なし、軽度、または中等度から重度の障害(さらに神経発達障害(NDI)と定義)と定義した複合転帰とした。さらに、運動スコア(Movement Assessment Battery for Children-2-NL)が評価された。すべての評価は、全国的に標準化されたフォローアッププログラムの一環として行われた。
結果:3年間で、合計632人の乳児が5.5歳のCAまで生存した。484人(77%)の乳児についてデータが得られた。CA5.5歳時点では、ほとんどの認知・運動(下位)尺度が標準値と比較して有意に低かった。全体では、46%が障害なし、36%が軽度障害、18%がNDIであった。無NDI生存率は、妊娠24週、25週、26週でそれぞれ30%、49%、67%であった(p<0.001)。
結論:積極的治療を支持する閾値を妊娠25週から24週に引き下げたところ、生存した極早産児のかなりの割合が、5.5年後のCA時点で障害を有していなかった。