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修復不可能な三尖弁機能不全を有する新生児に対する部分的心臓移植。
アブストラクト
重要性:修復不可能な心臓弁機能不全を有する新生児の治療は、成長する心臓弁インプラントがないため、依然として未解決の問題である。そのため、心臓弁を移植された新生児は、成人サイズの弁が適合するまで、移植交換を繰り返すことになる。
目的:成長する心臓弁インプラントを初めて提供する。
デザイン、設定、参加者:小児科紹介センターからの症例報告。参加者は、持続性動脈瘤と修復不可能な三尖弁機能不全を有するレシピエント新生児と、低酸素虚血性脳損傷を有するドナー新生児であった。
介入:大動脈弁と肺動脈弁を含む心臓部分のヒト初の移植。
主要評価項目:移植弁の成長と血行動態。
結果:心エコー検査により、移植された心臓の部分弁の適応的な成長と優れた血行動態機能が示された。
結論と関連性:この小児では、部分的心臓移植により成長した心臓弁が移植され、1歳の時点で良好な結果が得られた。心臓部分移植は、修復不可能な心臓弁機能不全を有する新生児の治療を改善する可能性がある。