学校を安全に再開し、青少年を教育する(ROSSEY)研究:地域ベースのクラスター無作為化比較試験のプロトコール。
アブストラクト
はじめに:ROSSEYは、ワシントン州ヤキマ郡の小学生とその家族を対象に、COVID-19によるリスクコミュニケーション介入を開発し、試験することを目的とした地域社会と学術のパートナーシップである。我々はヤキマ学区で実施されるROSSEY研究プロトコルを説明する。
方法:目的1は、生徒が復学し、現場での学習を維持するための、地域社会の社会的、倫理的、行動的ニーズとリソースを明らかにすることである。生徒や学校職員との半構造化インタビュー、保護者とのフォーカス・グループを実施する。目的2は、生徒の登校に対するリスクコミュニケーションの効果を評価することである。クラスター無作為化対照試験を実施する。ヤキマ学区の小学校14校に900人の生徒を登録し、COVID-19リスクコミュニケーション介入群と対照群に無作為に割り当てる。目的3では、リスクコミュニケーション介入と学校のCOVID-19緩和戦略の実施を評価する。RE-AIMの枠組みを用いて、生徒と学校職員との半構造化面接と保護者とのフォーカスグループを実施する。
考察:科学的根拠に基づいたリスクコミュニケーションを実施することで、COVID-19検査とワクチン接種の利点と安全性について地域社会を教育することができる。リスクコミュニケーションはまた、COVID-19検査とワクチンが、安全に対面学習を行うための緩和策の一環として果たす役割について、家族に知らせることもできる。学校は、政策と実践の変革を通じて、子どもたちの健康を促進する並外れた影響力を持っている。研究結果は、COVID-19リスクコミュニケーションの採用を促進する学校における政策決定とベストプラクティスを促進する証拠を提供する。
試験登録:ClinicalTrials.govNCT04859699。2021年4月26日登録。