小児患者におけるCOVID-19ワクチンの副作用:レビューのシステマティックおよびメタ解析プロトコール。
アブストラクト
はじめに:小児人口は世界人口の4分の1を占め、成人患者と同様、SARS-CoV-2の大流行により計り知れない被害を受けた。予防接種はCOVID-19の患者数を減らすための効果的な戦略である。低年齢層へのワクチン接種が進むにつれ、保護者からは副作用や必要な接種回数についての疑問や質問が寄せられている。したがって、意思決定や臨床実践に役立つエビデンスを統合するために、この集団に焦点を当てたシステマティックレビューが必要である。このプロトコールは、小児患者におけるCOVID-19ワクチンの安全性を評価し、ワクチン投与回数と副作用の相関を評価することを目的とする。
方法と分析:PubMed、ClinicalTrials.gov、Web of Science、Embase、CINAHL、Latin American and Caribbean Health Sciences Literature、Scopus、Cochraneの各データベースから、COVID-19ワクチンの副作用を記載し、接種回数との相関を評価した無作為化および準無作為化臨床試験を言語制限なく検索する。2名の査読者が包含基準および除外基準に従って研究を選択し、データを抽出し、Cochrane risk-of-biasツールを用いてバイアスのリスクを評価する。データの統合には Review Software Manager(RevMan V.5.4.1)を使用する。ワーキンググループのGrading of Recommendations Assessment, Development and Evaluationsを使用して、結果のエビデンスの強さを評定する。
倫理と普及:一次データを収集しないため、正式な倫理承認は必要ない。このシステマティックレビューは、査読付き出版物を通じて普及される。
プロスペロー登録番号: CRD42023390077。