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心室中隔欠損を有する小児における市中肺炎入院に関する集団ベースの後方視的コホート研究。
アブストラクト
コホートは、心室中隔欠損症(VSD)と診断された曝露児9400人で構成された。VSDによる市中肺炎(CAP)または喘息のリスクは、治療の逆確率重み付けをしたCox比例ハザードモデルを用いて評価した。平均追跡期間6.67年(出生後12ヵ月から開始)において、曝露患者におけるCAP入院症例は2100例(発生率:1000人年当たり33.2例)、非曝露児におけるCAP入院症例は20,109例(発生率:1000人年当たり29.6例)であり、ハザード比は1.09(95%CI 1.04-1.14)であった。