疝痛を有する乳児の胃腸症状、体格測定、および母乳育児期間に対するプロバイオティクスの効果:無作為化対照試験。
アブストラクト
背景:乳児疝痛は多因子性である。最近の研究では、プロバイオティクスがその管理に有効である可能性が示唆されている。
目的:本研究は、乳児疝痛の胃腸障害、発育発達、母乳育児成績に対する母体栄養に含まれるActiregularis株(5×106cfuml)の効果を評価するために実施された。
デザインおよび設定:本研究は、トルコの研修・研究病院の新生児外来で実施されたランダム化比較試験である。
方法:Actiregularis(5×106cfuml)株を含むプロバイオティクス飲料を、プロバイオティクス群の母親の食事に1日1回、15日間連続で添加した。それぞれの乳児の0ヶ月目(出生時)、1ヶ月目、4ヶ月目、6ヶ月目のデータを収集した。
結果:母親がアクチレグラリスを15日間投与された乳児は、泣く強さが減少した(P = 0.000)。授乳率の群間差は、4ヶ月目と6ヶ月目で有意であった(P = 0.044; P = 0.035)。人体測定値では、6ヶ月目の赤ちゃんの体重以外に差はなかった(P < 0.001)。(P < 0.001).
結論:母親の食事に15日間アクチレグラリスを添加した乳児は、泣く頻度の減少を示し、4ヵ月目と6ヵ月目の授乳率の群間差は有意であった。人体計測値では6ヶ月目の体重以外に差はなかった。
臨床試験登録: NCT04374955 (https://clinicaltrials.gov/ct2/show/)。