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ブラジル語-ポルトガル語版QOL調査票の翻訳、適応、および心理測定学的特性(Quality of Life in Children with Vernal Keratoconjunctivitis questionnaire)。
アブストラクト
目的:眼アレルギーの有病率は、集団や場所によって異なる。重症の眼アレルギーは、QOLの低下と関連している。本研究では、異なる亜型のアレルギー性結膜炎を有する小児および青年に対する、ブラジル-ポルトガル語版QOL質問票の適用を評価することを目的とした。
方法:アレルギー性結膜炎患者48名(5~12歳)を対象とした。彼らは専門センターに登録され、モニターされた。臨床診察後、30日間隔で2回アンケートに回答した。16項目の個人得点(0点から3点の範囲)が加算された。
結果:ブラジル-ポルトガル語版角結膜炎児QOL調査票は、翻訳性、適応性、知的特性が良好で、内部整合性も良好であった(Cronbach's α coefficient = 0.702)。2つの面接の回答間に有意差はなく、再現性が高いことが明らかになった。アレルギー性結膜炎の中等症/重症型は、軽症型に比べてQOLスコアが有意に高かった(QOLが低いことを示す)。
結論:ブラジル・ポルトガル語版角結膜炎児QOLは、アレルギー性結膜炎児のQOLを評価するのに迅速で、信頼性が高く、再現性があることが証明された。しかし、症状の悪化や治療による変化を検出する能力については、さらなる評価が必要である。