アフリカの小児における麻疹ワクチンの有効性:系統的レビューとメタ分析。
DOI:10.1186/s12879-024-10239-w
アブストラクト
はじめに:麻疹は非常に感染力の強いウイルス性疾患であり、ワクチン接種によって予防することができる。麻疹ウイルスによって引き起こされ、高熱、咳、鼻水、結膜炎、特徴的な発疹などの症状が現れます。合併症として、肺炎、下痢、神経学的問題が起こることがあります。この病気は呼吸器の飛沫を通じて広がり、特にアフリカでは、ワクチン接種の努力にもかかわらず、公衆衛生上の重大な課題となっている。
目的:このシステマティックレビューとメタアナリシスの目的は、アフリカの小児における麻疹ワクチンの有効性を推定することである。
方法:PRISMAガイドラインに従い、PubMed/Medline、Science Direct、HINARI、Cochrane/Wiley library、Europe PMC、Google Scholarのような灰色文献を含むデータベースを2024年3月まで検索した。生後9ヵ月以上のアフリカの小児における麻疹ワクチンの有効性を評価した横断研究を対象とした。データはJBI抽出ツールを用いて抽出し、microsoft excelに入力し、ランダム効果モデルを用いてSTATA version 20.1で分析した。
結果:同定された5295の論文から、18の論文が包含基準を満たし、アフリカ13カ国の26,470人の小児を包含した。プールされた麻疹ワクチンの有効性は68.58%であり、有意な異質性が認められた(I2 = 99.66%, p < 0.001)。サブグループ解析の結果、ワクチンの有効性は研究期間によってばらつきがあり、2012年のGVAP(Global Vaccine Action Plan)以降に実施された研究で有効性が高かった。
結論:麻疹ワクチンの有効性はアフリカ地域でばらつきがあり、ナイジェリアの98.4%からモザンビークの36.5%までの幅があり、全体の有効性は68.58%で、研究間の異質性が高い。有効性を高めるためには、ワクチン配布の最適化、接種率の向上、迅速な投与が重要である。ワクチンの効果に影響を与える要因を理解し、アフリカにおける予防接種の取り組みを改善するためには、GVAP戦略への継続的な支援とさらなる研究が必要である。
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