小児の「周期性四肢運動障害」(PLMD)の再考:小児PLMDの臨床的検討と、更新された小児診断カテゴリー「小児期睡眠時下肢運動障害」のための合意基準
DOI:10.1016/j.sleep.2025.106498
アブストラクト
小児周期性四肢運動障害(PLMD)は、主に下肢における反復的な四肢運動を特徴とし、睡眠を妨げ、日中の機能障害を引き起こす可能性のある睡眠関連運動障害です。本稿では、小児PLMDの臨床的特徴、診断上の課題、治療アプローチをレビューし、単純な周期性四肢運動(PLMS)との区別的重要性を強調します。PLMDは鉄欠乏、注意欠如・多動症(ADHD)、神経発達障害などとの関連が指摘されていますが、正確な有病率や根本的なメカニズムは依然不明です。診断にはポリソムノグラフィーが必要であり、標準化された基準への遵守が診断プロセスを複雑化しています。治療は主に鉄補充療法が中心ですが、重症例では行動療法や適応外薬物の使用も検討されます。最近、多くの症例で非周期的な運動が認識されるようになったことを受け、本レビューでは、小児の四肢運動障害のより広範なスペクトラムを包含する新たな診断カテゴリー「小児睡眠時四肢運動障害(SLMDC)」の導入を提案しています。この新たなカテゴリーは、より個別化された介入を可能にし、医療従事者と家族間のコミュニケーションを改善することで、臨床ケアの向上を目的としています。SLMDCは長期的なフォローアップを容易にし、これらの障害が小児期から成人期にかけて連続する過程を理解するための枠組みを提供します。本論文は、PLMDをSLMDCのサブカテゴリーとして維持することを提言し、小児患者の特有の特性を反映した診断基準と治療戦略の改訂の必要性を強調しています。
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