
新型コロナウイルスに感染した妊婦から出生した生後6カ月までの乳児は、死亡率などは低かったものの、妊婦の感染時期により差が見られたとする研究結果が、「Pediatrics」に11月1日発表された。
米疾病対策センター(CDC)COVID-19緊急対策チームのLucas Gosdin氏らは、2020年に米国のSurveillance for Emerging Threats to Mother and Babies Network(母児への脅威発生監視ネットワーク)の10の管轄区において、新型コロナウイルスに感染した妊婦から出生した児を対象とするコホート研究を行った。生後6カ月までの検査データのある乳児は6,601人であったが、分析の際の母数は条件により異なっていた。解析には加重Kaplan-Meier曲線を用い、有意差検定にはRao-Scottχ2検定を用いた。妊婦の新型コロナウイルス感染時期を、出産前14日以内と、出産前14日超とに分けて分析した。
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Six-Month Outcomes of Infants Born to People With SARS-CoV-2 in Pregnancy
Gosdin L, et al. Pediatrics. Published online November 1, 2022. doi: 10.1542/peds.2022-059009