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『分娩時の硬膜外麻酔による鎮痛は児の自閉症リスク上昇と関連』のイメージ

分娩時の硬膜外麻酔による鎮痛は児の自閉症リスク上昇と関連

「JAMA Network Open」より

 分娩時の疼痛管理に硬膜外麻酔による鎮痛(labor epidural analgesia;LEA)を行うと、生まれた児の自閉症スペクトラム障害(ASD)リスクが上昇するという研究結果が、「JAMA Network Open」に7月21日発表された。また、LEAとオキシトシンを併用するとASDリスクはさらに上昇したが、オキシトシン単独の場合には有意な関連は認められなかった。

 米カイザーパーマネンテ・ボールドウィンパーク・メディカルセンターのChunyuan Qiu氏らは、2008~2017年の自施設における経腟分娩による単胎分娩20万5,994人のデータを用い、分娩時のLEAおよびオキシトシンの使用と生まれた児のASDの関連について分析した。生まれた児を2021年12月31日まで追跡した。解析は、生年、母親の年齢、妊娠中のBMIなど、関連が予想される因子をCox比例ハザード回帰モデルにより調整して行い、両側検定を行った。

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書誌事項

Association of Labor Epidural Analgesia, Oxytocin Exposure, and Risk of Autism Spectrum Disorders in Children
Qiu C, et al. JAMA Network Open. Published online July 21, 2023. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2023.24630

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