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『母親の胎盤中のB群溶血性連鎖球菌は児の新生児室入室リスクの増加と関連』のイメージ

母親の胎盤中のB群溶血性連鎖球菌は児の新生児室入室リスクの増加と関連

「Nature Microbiology」より

 母親の胎盤でのB群溶血性連鎖球菌(Streptococcus agalactiae;GBS)のDNA検出は、生まれてくる児の新生児室(NNU)入室リスクの増加と関連を有することが、「Nature Microbiology」に2023年11月29日掲載された論文で明らかにされた。

 GBSは、早発性(生後1週間以内に発症)新生児敗血症の原因菌として最も頻繁に報告される細菌の一つである。英ケンブリッジ大学のFrancesca Gaccioli氏らによる過去の研究(pregnancy outcome prediction study;POP研究)では、出産前の女性の約5%の胎盤にGBSのDNAが検出されたが、その臨床的な意味は明らかになっていなかった。

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書誌事項

Placental Streptococcus agalactiae DNA is associated with neonatal unit admission and foetal pro-inflammatory cytokines in term infants
Gaccioli F, et al. Nature Microbiology. Published online November 29, 2023. doi: 10.1038/s41564-023-01528-2

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