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『COVID-19パンデミックは園児の発達に影響』のイメージ

COVID-19パンデミックは園児の発達に影響

「JAMA Pediatrics」より

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック発生後(2021〜2023年)の園児は、パンデミック発生前(2018〜2020年)の園児と比べて、言語・認知発達、社会的コンピテンス、コミュニケーション能力・一般知識の平均スコアが有意に低いとする研究結果が、「JAMA Pediatrics」に3月10日掲載された。

 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)公共政策大学院社会福祉学分野のJudith Perrigo氏らは、2010年から2023年にかけて米国19州、390学区の園児47万5,740人(平均年齢6歳、男児51.1%)を対象に反復横断パネル研究を実施し、COVID-19パンデミックが園児の発達に与えた影響を調査した。発達状況は、Early Development Instrument(EDI)により、1)身体的健康・元気さ(13項目)、2)社会的コンピテンス(26項目;ルールを守れるか、他の児とうまくやれるかなど)、3)感情的成熟度(30項目;衝動的な行動が見られないかなど)、4)言語・認知発達(26項目)、5)コミュニケーション能力・一般知識(8項目)の5領域について評価した。

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書誌事項

COVID-19 Pandemic and the Developmental Health of Kindergarteners
Perrigo JL, et al. JAMA Pediatrics. Published online March 10, 2025. doi: 10.1001/jamapediatrics.2024.7057

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