養護教諭から強く勧められた小学7年生のHPVワクチン接種率。
DOI:10.1177/10598405221118824
アブストラクト
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、HPVによって引き起こされる癌の90%を予防することができる。医療従事者の推奨はワクチン接種率に影響するが、ワクチン推奨における養護教諭(SN)の影響を検討した研究は不足している。本研究の目的は、保護者に送付する標準的なワクチン接種の手紙に、SNによるHPVの推奨を加えることの影響を評価することであった。介入校と対照校のワクチン接種率は統計的に有意ではなかった(推定値(標準誤差)=-0.3066 (0.2151), 0.154)。年齢、性別、人種、保険種別、診療種別でコントロールした結果、HPVワクチンを接種する可能性に有意差はなかった(2018年:OR=1.53、95%CI:0.563-4.19、2019年:OR=1.34、95%CI:0.124-14.54。養護教諭がどのようにHPVワクチンをより効果的に推進できるのか、また、どの思春期の人口集団(例えば、人種、保険タイプ、提供者タイプ)がHPVワクチン摂取の障壁に直面しているのかを明らかにするために、さらなる研究が必要である。
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