後期早産児と早生まれ児における出生時の妊娠年齢と幼児期の発達遅延の軌跡との関連性:All Our Families妊娠コホートの縦断的解析。
DOI:10.1111/ppe.12965
アブストラクト
背景:超早産児(32週未満)、後期早産児(34週以上37週未満)、早産児(37週以上39週未満)は、発達遅延(DD)のリスク増加と関連しているが、妊娠期間の連続性によってエビデンスが異なるため、早期発見・介入を妨げている。
目的:生後34週以上および41週未満の乳児を対象に、出生時の妊娠年齢と幼児期のDDの軌跡との関連を推定し、母体、妊娠および乳児の様々な特性がこれらの軌跡群にどのように関連するかを明らかにする。
方法:2008年から2011年にかけてカナダ・アルバータ州で実施された妊娠観察コホートにおいて、妊娠34週以上および41週未満に生まれた乳児の母子手帳データを解析した(n = 2644)。妊娠年齢と、1歳から5歳までのDDのリスクを示すAges and Stages Questionnaireのドメイン総数の軌跡との関連を、他の周産期リスク因子とともにグループベースの軌跡モデリングを用いて推定した。
結果:低リスク、中リスク(一過性に1つの領域で遅延のリスクがある)、高リスク(長期的に2つ以上の領域で遅延のリスクがある)の3つの異なる軌跡グループが同定された。妊娠週数が減少するごとに、高リスク群に属するリスク比は、中リスク群および低リスク群に対してそれぞれ1.77(95%信頼区間[CI]1.43、2.20)または1.84(95%CI 1.49, 2.27)増加する。母親の年齢の上昇、黒人、先住民、有色人種であること、妊娠中の母親の抑うつ症状の上昇、乳児の性別が男性であることは、低リスクの軌道と比較して、高リスクおよび中リスクの軌道と関連していた。
結論:妊娠月齢の低下と合わせて、母親の精神的健康の低下と健康の社会的決定要因は、DDのリスクが増加する軌道に乗る確率を増加させ、後期早産児と早産児の追加モニタリングが正当化されることを示唆する。
会員登録すると記事全文を読むことができるほか、「NEJM Journal Watch」や「国内論文フルテキスト」といった会員限定コンテンツを閲覧できます。
