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COVID-19パンデミックが小児急性結膜炎の疾病傾向に与えた影響。

DOI:10.1038/s41598-023-47382-4

アブストラクト

COVID-19パンデミックは、さまざまな年齢層にわたる感染症の伝播に顕著な影響を与えた。本研究では、イスラエル南部における小児急性結膜炎の動向への影響を評価した。2017年から2022年までの急性結膜炎診断を分析し、ロックダウン前、ロックダウン、ロックダウン後の間隔に分類した。非感染性皮膚疾患の対照群も含めた。季節性を調整した時系列分析を行った。ロックダウン前のデータでは、結膜炎の診断が主に冬季に安定していることが示された。ロックダウン後のデータでは、通常の冬の急増の前に夏のピークが加わった。ロックダウン後は診断数が56%減少し、若年層で顕著であった。ロックダウン後は、年齢によるばらつきはあるものの、全体として7%の減少がみられた。急性結膜炎のIRRは、ロックダウン中は0.44(95%CI 0.39-0.49)、ロックダウン後は0.93(95%CI 0.86-1.02)であった。対照群のIRRはそれぞれ0.84(95%CI 0.78-0.89)、0.90(95%CI 0.84-0.96)であり、0-5歳では有意な格差が認められた。イスラエル南部における小児急性結膜炎は、パンデミック中に有意に減少した。ロックダウン後のパターンは年齢層によって異なっていた。ロックダウン後、例年にない夏場のピークが観察された。このピークは、夏場の行動の変化と、おそらく感染に対する感受性の増加の組み合わせが影響している可能性がある。

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