脳性麻痺と睡眠:非薬物療法と介護者の生活への影響-統合的レビュー。
DOI:10.1055/s-0044-1781464
アブストラクト
背景:脳性小児麻痺児は睡眠障害の有病率が高く、介護者のQOLに悪影響を及ぼす要因が多い。
目的:睡眠障害に関連する因子、非薬物療法、介護者の生活への影響を明らかにする。
方法:本文献レビューは、Latin American and Caribbean Center on Health Sciences Information(BIREME)、コクラン・ライブラリー、Scopus、PubMed、Cumulative Index to Nursing and Allied Health Literature(CINAHL)、PsycInfo、WorldCat、Web of Science、Latin American Literature on Health Sciences(LILACS)、Excerpta Medica Database(EMBASE)において、記述子を 、および 。2010年から2020年の間に出版された、ポルトガル語、英語、スペイン語で利用可能な研究を包含基準とした。合計29の論文が今回のレビューに含まれた。
結果:非薬理学的介入は、薬物による治療の効果的な支援手段と考えられた。脳性まひ児の主な睡眠障害は、不眠症、睡眠時随伴症、悪夢、睡眠時ブラキシズム、夢遊病、寝言、睡眠開始・維持障害、睡眠時多汗症である。ほとんどの研究では、睡眠障害を持つ子供を持つ介護者のQOLの低下を指摘している。
結論:我々のレビューでは、薬物療法と組み合わせた非薬物療法の有効性を示唆している。睡眠環境や日課の変更などの対策は、睡眠の質を改善するための好ましい戦略である。さらに、睡眠障害のある子どもは介護者のQOLに悪影響を及ぼす。