ADHDの肥満リスクを修正する健康行動を理解する。
DOI:10.1093/jpepsy/jsae018
アブストラクト
目的:注意欠陥・多動性障害(ADHD)と肥満における不十分な睡眠時間、制限された身体活動、過度のメディア利用の関連リスクを支持する研究がある。本研究の目的は、(1)ADHDと過体重または肥満状態(OW/OB)との関連を検討すること、(2)OW/OBの潜在的な調整因子としての睡眠時間、身体活動、メディア利用を包括的に検討すること、(3)ADHDの薬物療法を受けている青少年、薬物療法を受けていない青少年、ADHDでない青少年を比較することにより、これらの健康行動の調整効果を横断的に検討することである。
方法:全米で実施された養育者を対象とした全国代表調査である2018年および2019年のNational Survey of Children's Healthからデータを取得した。本研究では11~17歳の青少年のデータを用い、最終的なサンプルサイズは26,644であった。1日あたりの睡眠時間、身体活動時間、メディア利用時間は、それぞれの健康行動に対する国の推奨ガイドラインに基づいて二分した(すなわち、ガイドラインを満たすか満たさないか)。
結果:OW/OB有病率は、薬物療法を受けているADHDの青少年よりも、薬物療法を受けていないADHDの青少年の方が7%高かった。ADHDを有する薬物療法を受けている青少年とそうでない青少年のOW/OB率は同程度であった。ADHDの薬物治療を受けている青少年において、身体活動、睡眠時間、メディアの利用は、家庭の貧困レベルでコントロールした後、OW/OBリスクに寄与しなかった。しかし、薬物療法を受けていないADHDの青少年では、睡眠時間のガイドラインを満たすことがOW/OBリスクの低下と関連していた。
結論:全体として、ADHDの青少年におけるOW/OBリスクの管理において、臨床提供者と親は睡眠時間の改善を優先した方がよいことが示唆された。
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