糖尿病性ケトアシドーシスのエピソードは小児患者の甲状腺機能検査に影響するか?
DOI:10.1515/jpem-2024-0022
アブストラクト
目的:本研究の目的は、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)患者における急性代謝障害時およびその後の甲状腺ホルモン値の変化を調べることである。
方法:DKAと診断された85人の患者を対象とした。入院時(最初の採血)と1ヵ月後に甲状腺機能検査(TFT)値がコントロールされていた患者を研究に組み入れた。糖尿病性ケトアシドーシス中と1ヵ月後のフォローアップで得られた甲状腺機能検査を比較した。甲状腺機能低下症と甲状腺機能低下症は、現在のガイドラインに従って定義され、グループ分けされた。DKA分類による軽症群と中等症群を組み合わせ、重症群と比較した。
結果:初回入院時と1ヵ月後の対照TFT値との間に有意な増加が観察された。しかし、DKA発症時に測定したTFT値では、軽症・中等症群と重症群の間に有意差は認められなかった。甲状腺機能低下症群と甲状腺機能低下症群の2群間の差を検討した結果、文献と異なっていたのはTSH値の差であった。相関は弱いが、FT4値が低いとHgbA1cが高くなることがわかった。
結論:甲状腺ホルモン値は、重症DKA発作時の甲状腺疾患を反映していない可能性がある。したがって、甲状腺機能検査をする必要はない。
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