高インスリン血症による低血糖症に対する新規持続血糖モニタリングシステムの初期精度およびユーザー体験評価
DOI:10.1177/19322968241245923
アブストラクト
はじめに:先天性高インスリン血症(HI)患者は、反復性かつ重篤な低血糖を検出・治療するため、持続的な血糖モニタリングを必要とする。従来は間欠的な自己血糖測定(SMBG)で対応してきたが、患者による持続血糖モニタリング(CGM)の使用が増加している。CGMデバイスの急速な開発進展とHI患者の家族からのCGM使用要請の高まりを踏まえ、新規デバイスの早期評価が極めて重要である。
方法: Dexcom G6の使用を終了したばかりのHI患者10名に対し、新型Dexcom G7 CGMデバイスを2ヶ月間提供した。自己血糖測定を並行して実施し、対照測定値を用いて精度を算出した。2ヶ月間の研究期間終了時に、患者と家族はデバイス使用に関する質問票に回答した。
結果:G6と比較し、G7では平均絶対相対差(25%→18%、<0.001)および過大表示誤差(Bland Altman +1.96 SD;3.54 mmol/L→2.95 mmol/L)が有意に減少した。これにより低血糖検出率が42%から62%に改善した(P<.001)。家族は全体的にG7を好んだが、センサー故障率の高さを懸念した。
考察:平均絶対相対差およびオーバーリード誤差の減少、ならびに低血糖検出率の向上は、G7がHI患者における低血糖管理においてより安全で有用なデバイスであることを示唆している。精度は従来デバイスから改善されたものの、低血糖エピソードの40%が検出されない点で依然として最適とは言えない。
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