親が介在するNDBIのASD児の発達技能に対する有効性と親の忠実性の比較:系統的レビューとネットワークメタ分析。
DOI:10.1186/s12887-024-04752-9
アブストラクト
背景:近年、自閉症に対する行動介入の研究が盛んになってきている。自然主義的発達行動介入(NDBI)は、自閉症に対する行動介入の中で最も効果的で、エビデンスに基づき、広く用いられている。しかし、いくつかのNDBIのうち、どの方法が自閉症スペクトラム障害の親や子どもにとって最も効果的であるかについての研究は行われていない。そこで、我々はネットワークメタ解析を行い、親が介在するNDBIの各タイプが子どもの発達スキルと親の忠実性に及ぼす具体的な効果を比較した。
方法:PubMed、Embase、Cochrane Library、Medline、Web of Science、China National Knowledge Infrastructure(CNKI)、CINAHL、Wanfangの各データベースを、開始時点から2023年8月30日まで検索した。異なるNDBIの有効性を検討した合計32件のランダム化比較試験研究を対象とした。
結果:Pivotal Response Treatment(PRT)を受けたASD児の親は、子どもの社会的スキル(SUCRA、74.1%)、言語スキル(SUCRA、88.3%)、育児忠実度(SUCRA、99.5%)の有意な改善を報告した。さらに、アーリースタートデンバーモデル(ESDM)を受けた親は、子どもの言語能力(SMD=0.41、95%CI:0.04、0.79)と運動能力(SMD=0.44、95%CI:0.09、0.79)の有意な改善を報告した。親の忠実性を向上させる効果に関しては、Improving Parents as Communication Teachers(ImPACT)介入は、通常治療群(TAU)と比較して、親の忠実性を有意に向上させた(SMD = 0.90, 95% CI: 0.PRT(SMD = 3.53, 95% CI: 2.26, 4.79)またはESDM(SMD = 1.42, 95% CI: 0.76, 2.09)の訓練を受けた親のフィデリティは、PEIと比較して差があった。
結論:本研究により、親はImPACT介入を高い忠実度で行うことができ、ASDと診断されたばかりの子どもに対する早期の第一歩となりうることが明らかになった。また、親が介在するESDMはASD児の言語能力や運動能力の改善に有効であり、ペアレントトレーニングの第2段階として使用できることが示された。また、親が介在するPRTは、言語、社会性、運動能力をさらに向上させるために、十分な訓練強度を持つペアレントトレーニングの第3段階として使用することができる。
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