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発達障害児に対する仮想現実とジムを併用した身体活動介入:身体活動レベル、運動技能、社会的技能に対する効果。
DOI:10.1123/apaq.2023-0098
アブストラクト
本研究では、バーチャルリアリティとジムを組み合わせた身体活動(PA)プログラムが、発達障害(DD)児のPAレベル、運動技能、社会的技能に及ぼす効果を検討した。25名の発達障害児を実験群と対照群に無作為に割り付けた。介入は60分間、週2回、12週間にわたって行われた。介入前と介入後に、Gravity Estimator of Normal Everyday Activityで測定したPAレベル、Test of Gross Motor Development-Third Editionで評価した運動技能、Social Skills Rating System-Parentで測定した社会技能を含む評価を行った。さらに、介入から12週間後に、実験グループに対して追跡評価が行われた。その結果、バーチャルリアリティとジムを組み合わせたPAプログラムによって、実験グループのDD児のPAレベル、運動技能、社会的技能が有意に向上したことが明確に示された。特筆すべきことに、これらの改善は介入後12週間持続した。これらの知見は、専門家がDD児のためによりよいPAプログラムを開発し、実施するのに役立つであろう。