日本における小児アトピー性皮膚炎の患者・家族負担とその治療パターン。
DOI:10.1111/ijd.17256
アブストラクト
背景:本研究では、日本の小児・思春期アトピー性皮膚炎(AD)患者における負担の程度、それに伴う介護者・家族の負担、負担が年齢によって異なるかどうかを検討した。
方法:データは、2022年7月から12月にかけて日本で実施された医師とその患者を対象とした横断的調査であるAdelphi Pediatric AD Disease Specific Programme(DSP)™から抽出した。医師は、患者の属性、臨床的特徴、疾患負荷、現在/過去の治療法について報告した。患者および/または介護者は、Children's Dermatology Life Quality Index (CDLQI)およびDermatitis Family Impact questionnaire (DFI)を含め、ADの重症度および影響について報告した。
結果:全体で55人の医師が17歳以下のAD患者537人についてデータを提供した。CDLQI、POEM、DFIの平均(SD)総合得点は、それぞれ9.3(6.3)、8.3(6.8)、11.7(7.2)であった。年齢と患者および/または介護者が報告したCDLQIスコアの高さは関連しており、年齢1歳につき0.543ポイント上昇した(P = 0.01)。重症患者は軽症患者と比較して、QOL因子への影響がより大きいと報告した(P < 0.001)。年齢は介護者が報告する負担の大きさと関連しており、DFIスコアは1歳につき0.325点増加した(P = 0.01)。医師が報告した介護者への影響では、年齢が睡眠、日常生活、仕事、気分に対する負担の増加と有意に関連しており(P < 0.05)、疾患の重症度はすべての因子における影響と関連していた(P < 0.01)。
結論:ADが患者とその介護者に与える影響の増加には、年齢と重症度の両方が関連していた。より若い年齢での適切な治療介入による疾患のコントロール/修飾は、小児ADの患者とその家族への負担を軽減する可能性がある。
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